薪ストーブ生活を検討している人にとって
1年間の薪の使用量は予測しにくく
かなり難しい問題だと思います
薪の使用量が予測できなければ
薪をどれくらい集めればいいのか分からないです
薪は多くて困ることはあまりないですが
少ないと冬を越せないという問題があります
薪を購入する場合は必要量が分からないと
暖房費用の予算を立てることもできないと思います
僕も薪ストーブ生活を始める前に
どれくらいの薪を用意したらいいのか分からず
必死になってネットで調べたりもしました
しかし、調べた情報は自分とは全く違う環境だったり
あまりにも高額な暖房費用に愕然とした記憶があります
そんな悩める薪ストーバー時代を経験したからこそ
伝えれる薪の必要量の考え方を今回記事にしてみました
とはいっても実際
こればかりは薪ストーブ生活を始めてみなければ
正確な量を知ることはできませんが ・・・
まずは3つのポイントを抑えましょう
- 薪ストーブの使用環境
- 地域差
- 使用樹種
ではこの3点で薪の使用量を予測していきましょう
薪ストーブの使用環境によって変わる薪の量
まずはじめに考えるのが
どのように薪ストーブを使用するのかということです
暖房器具には薪ストーブ以外にも
灯油ストーブや床暖、エアコンなど
様々なものがあります
使用する家の間取りなどにもよるでしょうが
薪ストーブのみの使用環境か
薪ストーブ以外の暖房器具と併用するのかで
年間の薪の使用量が変化していきます
薪ストーブのみの暖房
暖房器具が薪ストーブのみということは
全ての暖は薪ストーブということです
つまりは絶対に
薪を不足させてはいけないパターンになります
薪ストーブのみを考えている方は
最初の1年目は自分で考えている以上に
かなり多めに薪を用意してください
僕は1年目の時に薪が足りなくなりました
薪の用意を怠ったわけではなく
適当に薪の使用量を想定していたわけでもありません
1年目の薪ストーブは上手く焚けなかったり
薪の投入量が分からず
薪を多く消費しすぎてしまい
2年目用に乾燥させていた薪に手を付けてしまいました
おすすめとしては+2㎥は用意しておくと心強いです
他の暖房器具と併用
薪ストーブ以外にも暖房器具がある場合は
薪の不足が死活問題にはならないので
薪を必要と思われる量のみ
用意することで大丈夫です
もし不足しても他の暖房器具で暖をとれるので
安心して過ごすことができます
ただし薪ストーブをメイン暖房として
他の暖房器具をサブ暖房とする場合は
+1㎥くらいは多めに用意しておくとよいでしょう
薪ストーブをサブ暖房として使う場合で
週末などにちょろっと焚くだけならば
年間で3~4㎥もあれば十分ではないかと思います
薪ストーブを使用する地域によって変わる薪の量
日本は縦に長い国です
北海道と沖縄では平均気温が違います
もちろん必要とされる暖房器具も違ってきます
薪ストーブは高火力の暖房器具で
比較的に平均気温が低い地域で使用されると思いますが
どれくらい薪の使用量が変わってくるのでしょうか?
平均気温の低い地域
平均気温の低い地域では朝晩の冷え込みが厳しくなる
9月末~10月上旬には暖房を使い始めます
3月頃には日中は暖かくなりますが
4月頃までは朝晩の冷え込みがあり
この頃にシーズンオフを迎える感じになります
つまり約7ヶ月間暖房を使用することになります
平均気温の高い地域
僕自身が本州で生活したことがないので
あまり適当なことは言えませんが
寒くなる11月頃から使用し始めて
暖かくなる3月にはシーズンオフを迎えたとしたら
約5ヶ月間の暖房使用となります
平均気温の低い地域との差は約2か月
大きな薪の節約になります
薪ストーブに使用する樹種によって変わる薪の量
樹種は大まかに
広葉樹と針葉樹があります
この樹種の違いによって
火持ちの良さというのが変わってきます
正確には計測をしたことはないのですが
感覚的には1.25~1.5倍くらいの
燃焼時間の差が出るのではないかと思います
正確な数値はきっと
文献を探せば出てくると思うのですが
今回は感覚的な数値で横着させてください
広葉樹
主にナラ、イタヤ、カシ、クヌギ等
薪の代表的な木は広葉樹であることが多いです
火持ちも良く薪をくべる回数も減るので
薪の主戦力になる樹種です
針葉樹
主にカラマツ、トドマツ、スギ、ヒノキ等
高火力で燃え尽きるのが早いという特徴があります
そのため全てを針葉樹で賄おうとすると
広葉樹よりも量が必要になります
焚き付けや火力を上げたいときに使用する
ピンポイントリリーフ的な使い方をするのが
僕のおすすめの使い方です
まとめ
ここまでで自分に合った環境はどれか判別できましたか?
使用環境や地域に以外にも
あまり家にいない方やリモートワークなど
生活スタイルの違いによっても
薪の使用量は変わってきますので
一概に何㎥用意しないといけない
とは言えなのが正直な答えです
そこで最後に僕の使用環境を紹介して
基準として考えていただければと思います
地域:北海道
暖房器具:薪ストーブのみ
家:一軒家、二階建て、吹き抜けあり
樹種割合:広葉樹8割、針葉樹2割
使用期間:9月上旬~4月末まで8ヶ月間
使用頻度:1時間半~2時間で大割の広葉樹4本投入
朝から晩まで焚きます
年間の薪の使用量:12~15㎥
僕は同じような環境の薪ストーブユーザーからしても
かなり多くの薪を使っている方だと思います
ピザを焼くためや焼き芋のためだけに
薪ストーブを焚いたり
火を見たいがために薪を追加投入することが多いからです
この記事で少しでも薪ストーブ生活のための
参考になったのならば幸いです