薪ストーブに必要な薪の量ってどれくらい?

  • 2022年4月1日
  • 2022年3月31日
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薪ストーブ生活を検討している人にとって 

1年間の薪の使用量は予測しにくく

かなり難しい問題だと思います 

 

 

薪の使用量が予測できなければ 

薪をどれくらい集めればいいのか分からないです

 

 

薪は多くて困ることはあまりないですが 

少ないと冬を越せないという問題があります

 

 

薪を購入する場合は必要量が分からないと

暖房費用の予算を立てることもできないと思います

 

 

僕も薪ストーブ生活を始める前に 

どれくらいの薪を用意したらいいのか分からず 

必死になってネットで調べたりもしました

 

 

しかし、調べた情報は自分とは全く違う環境だったり 

あまりにも高額な暖房費用に愕然とした記憶があります 

 

 

そんな悩める薪ストーバー時代を経験したからこそ 

伝えれる薪の必要量の考え方を今回記事にしてみました 

 

 

とはいっても実際 

こればかりは薪ストーブ生活を始めてみなければ 

正確な量を知ることはできませんが ・・・

 

 

まずは3つのポイントを抑えましょう 

  1. 薪ストーブの使用環境 
  2. 地域差 
  3. 使用樹種 

ではこの3点で薪の使用量を予測していきましょう 

薪ストーブの使用環境によって変わる薪の量 

 

まずはじめに考えるのが 

どのように薪ストーブを使用するのかということです 

 

 

暖房器具には薪ストーブ以外にも 

灯油ストーブや床暖、エアコンなど 

様々なものがあります 

 

 

使用する家の間取りなどにもよるでしょうが 

薪ストーブのみの使用環境か 

薪ストーブ以外の暖房器具と併用するのかで 

年間の薪の使用量が変化していきます 

 

 

薪ストーブのみの暖房 

 

暖房器具が薪ストーブのみということは 

全ての暖は薪ストーブということです 

 

 

つまりは絶対に 

薪を不足させてはいけないパターンになります 

 

 

薪ストーブのみを考えている方は 

最初の1年目は自分で考えている以上に 

かなり多めに薪を用意してください 

 

 

僕は1年目の時に薪が足りなくなりました 

薪の用意を怠ったわけではなく 

適当に薪の使用量を想定していたわけでもありません 

 

 

1年目の薪ストーブは上手く焚けなかったり 

薪の投入量が分からず 

薪を多く消費しすぎてしまい 

2年目用に乾燥させていた薪に手を付けてしまいました 

 

 

おすすめとしては+2㎥は用意しておくと心強いです 

 

他の暖房器具と併用 

 

薪ストーブ以外にも暖房器具がある場合は 

薪の不足が死活問題にはならないので 

薪を必要と思われる量のみ 

用意することで大丈夫です 

 

 

もし不足しても他の暖房器具で暖をとれるので 

安心して過ごすことができます 

 

 

ただし薪ストーブをメイン暖房として 

他の暖房器具をサブ暖房とする場合は 

+1㎥くらいは多めに用意しておくとよいでしょう 

 

 

薪ストーブをサブ暖房として使う場合で 

週末などにちょろっと焚くだけならば 

年間で3~4㎥もあれば十分ではないかと思います 

 

薪ストーブを使用する地域によって変わる薪の量 

 

日本は縦に長い国です 

北海道と沖縄では平均気温が違います 

 

 

もちろん必要とされる暖房器具も違ってきます 

 

 

薪ストーブは高火力の暖房器具で 

比較的に平均気温が低い地域で使用されると思いますが 

どれくらい薪の使用量が変わってくるのでしょうか? 

 

平均気温の低い地域 

 

平均気温の低い地域では朝晩の冷え込みが厳しくなる 

9月末~10月上旬には暖房を使い始めます 

 

 

3月頃には日中は暖かくなりますが 

4月頃までは朝晩の冷え込みがあり 

この頃にシーズンオフを迎える感じになります 

 

 

つまり約7ヶ月間暖房を使用することになります 

 

平均気温の高い地域 

 

僕自身が本州で生活したことがないので 

あまり適当なことは言えませんが 

 

 

寒くなる11月頃から使用し始めて 

暖かくなる3月にはシーズンオフを迎えたとしたら 

 

 

約5ヶ月間の暖房使用となります 

 

 

平均気温の低い地域との差は約2か月 

大きな薪の節約になります 

 

薪ストーブに使用する樹種によって変わる薪の量 

 

樹種は大まかに 

広葉樹と針葉樹があります 

 

 

この樹種の違いによって 

火持ちの良さというのが変わってきます 

 

 

正確には計測をしたことはないのですが 

感覚的には1.25~1.5倍くらいの 

燃焼時間の差が出るのではないかと思います 

 

 

正確な数値はきっと 

文献を探せば出てくると思うのですが 

今回は感覚的な数値で横着させてください 

 

広葉樹 

 

主にナラ、イタヤ、カシ、クヌギ等 

薪の代表的な木は広葉樹であることが多いです

 

 

火持ちも良く薪をくべる回数も減るので 

薪の主戦力になる樹種です 

 

針葉樹 

 

主にカラマツ、トドマツ、スギ、ヒノキ等 

高火力で燃え尽きるのが早いという特徴があります 

 

 

そのため全てを針葉樹で賄おうとすると 

広葉樹よりも量が必要になります 

 

 

焚き付けや火力を上げたいときに使用する 

ピンポイントリリーフ的な使い方をするのが 

僕のおすすめの使い方です 

 

まとめ 

 

ここまでで自分に合った環境はどれか判別できましたか? 

 

 

使用環境や地域に以外にも 

あまり家にいない方やリモートワークなど 

生活スタイルの違いによっても 

薪の使用量は変わってきますので 

一概に何㎥用意しないといけない

とは言えなのが正直な答えです 

 

 

そこで最後に僕の使用環境を紹介して 

基準として考えていただければと思います 

地域:北海道 

暖房器具:薪ストーブのみ 

家:一軒家、二階建て、吹き抜けあり 

樹種割合:広葉樹8割、針葉樹2割 

使用期間:9月上旬~4月末まで8ヶ月間 

使用頻度:1時間半~2時間で大割の広葉樹4本投入

     朝から晩まで焚きます 

年間の薪の使用量:12~15㎥ 

僕は同じような環境の薪ストーブユーザーからしても 

かなり多くの薪を使っている方だと思います 

 

 

ピザを焼くためや焼き芋のためだけに 

薪ストーブを焚いたり 

 

 

火を見たいがために薪を追加投入することが多いからです 

 

 

この記事で少しでも薪ストーブ生活のための 

参考になったのならば幸いです