火おこし
それは人類初めての文明
火おこし
それは男らしさを誇示する瞬間
火おこし
それは成功と失敗の狭間、緊張の時
はい、少しふざけてしまいました
ここからは普通に書きます
薪ストーブにしても焚き火にしても
一番の課題となるのが
火おこし
ではないでしょうか?
着火剤に火をつけたのに
なかなか火が大きくならないとか
着火剤が消えたら火が消えたよ ~
なんてことがありませんでしたか?
僕の薪ストーブ初年度はそんな毎日でした
結局、大量の新聞紙とガスバーナーで
無理やり火おこしをした記憶があります
火が大きくならないのにはいくつか理由がありますが
今回は樹種による違いにポイントを当てて
焚き付けに最適の樹種の記事を書いてみました
樹種には大きく分けて広葉樹と針葉樹がありますが
焚き付けには針葉樹を使うほうがいいです
これは薪ストーブでも焚き火でも同じです
針葉樹の特徴は火つきが良く高火力
安価で手に入りやすいという点です
焚き付けから広葉樹を使用していては
火がなかなか大きくなりません
では僕が今まで使用した針葉樹の中で
最高に火付きがいいと感じた針葉樹を紹介していきます
最高の焚き付けはコレだ!
ズバリ、僕が選ぶ最高峰の焚き付けは
- スギ
- ヒバ
です
おそらくヒノキも同じような燃え方で
焚き付けとしてスギ、ヒバに劣らないと思いますが
我が家ではヒノキを焚き付けに使用していないため
今回は除外します
僕は最初、焚き付けには針葉樹なら
なんでもいいと思っていましたが
針葉樹でも燃え方が全然違うことに気づきました
そうして見つけた最高峰の焚き付けが
スギとヒバだったのです
ではなぜ僕がスギとヒバを
最高峰の焚き付けだと感じたのか
その理由を説明していきます
燃えやすい
まず一番に伝えたいのが
着火剤からの火移りが秒速5センチメートル
いやいや、数十秒で火移りするくらいに
火つきがいいのです
“うまく燃やせるかなぁ、どうかなぁ”
なんて心配に思うこともなく
必ず燃やせる安心感というのは大きいものです
室内が冷え切っていて早く暖かくしたい時は
火おこしにあまり時間をかけたくないものです
ましてや何度も失敗して火がおこせないなんて
最悪な状況は回避したいものです
そんなときにスギ、ヒバなら
安心して短時間で燃え広げることができます
火力が強い
針葉樹の特徴でもある火力の強さですが
スギやヒバにももちろんあります
火力が強いことで次の段階の
焚き付けから細薪に火を移しやすくなります
焚き付けは着火剤と薪とを繋ぐ
火の橋渡し的な役割です
ですから焚き付けに火力がないと
次に火を移すはずの細薪に
上手く火移りしないのです
火力の強さは安定した火を手に入れるため
火おこしではとても重要になってきます
割りやすい
針葉樹は広葉樹と違って比較的に
真っすぐ育った木が多いです
そのため薪割りもしやすいのが
特徴の一つになります
中でもスギは本当に割りやすいです
こんなにも曲がったことが嫌いな
学級委員長タイプの木があることに
僕は薪ストーブ生活を始めてから知りました
曲がりが少ないことでいい点は
焚き付けにしやすいことです
焚き付け材にするには
かなり細く割る必要があります
僕は割りばしくらいの細さから
包丁の柄くらいの太さくらいに
様々なサイズ別にして分けて作っています
サイズをバラバラにすることで
その時々の用途に合わせて使用しています
曲がりが多かったり節が多いと
細くするのがとても大変です
その点、スギは本当に細くしやすく
優秀な焚き付け材です
軽い
焚き付け用に用意した材は
細くなっていてかさばりやすいです
僕はコンテナに入れてまとめていますが
焚き付け材の一本一本が重いと
コンテナに入れる際も大変な作業になりますし
コンテナを動かす際はまとまった状態になるので
かなりの重量になってしまいます
ところがスギやヒバはめっちゃ軽い
焚き付け材をコンテナいっぱいに入れても
おそらく小学生でも持てるのでは?
ってくらい軽いです
焚き付けは毎回の火おこしで使うものですし
使用量も多いので
軽くて取り扱いしやすい方が便利です
デメリットも抑えておこう
ここまでスギとヒバのいいところを
書いてきましたが
もちろんいいことばかりではないです
火力が強すぎて薪ストーブが傷む
という話もありますがそれは違います
使い方にもよるのですが
針葉樹と薪ストーブの関係については
後日、別記事で書こうと思います
今回はもっと直接的なデメリットについてです
すぐに燃え尽きる
火力の強さはいいことだけではなく
欠点もあります
それは燃え尽きるのが早いという点です
スギやヒバを薪の主戦力として使わずに
どうして焚き付けという
ピンポイントな使い方をするのかというと
主力の薪として使う場合 火持ちが悪いため
何度も何度も薪をくべなくては
ストーブの火が消えてしまいます
焚き火の場合は
薪をくべる楽しさもあるかもしれませんが
薪ストーブの場合は30分毎や1時間毎に
薪をくべる作業をしていては
他の作業の手を何度も止めてしまいますし
ゆっくりくつろぐこともできません
そのためスギやヒバの使い方は
僕の場合は焚き付けとして使用しています
焚き火の時には大割にしたスギやヒバを
薪としても使っています
火柱が高くなってキレイなんです
まとめ
実際問題、焚き付けには
どんな樹種を使ってもいいと思います
要はよく燃えるように細く割り
しっかりと乾燥さえしていれば
広葉樹だろうと針葉樹だろうと関係ない
というのが正直なところです
ただ、僕は
- 高火力
- 燃えやすさ
- 入手のしやすさ
- 乾燥の早さ
- 割りやすさ
- 扱いやすさから
焚き付けにはスギとヒバを使用しています
もし、建築廃材や割りばし、焼き鳥の櫛や
竹を手に入れることができるのならば
十分立派な焚き付けになります
建築廃材にはスギ材が多くありますし
竹には油分が多く含まれているので
高火力が魅力的です
あとは好みの問題でしょうか
僕が薪ストーブ生活の歴を重ねるにあたり
最高と思う焚き付けがその時々で
また変わるかもしれないですが
その時はきっと
新しい記事を更新していきます
では今回は現時点で最高峰の焚き付けとしては
スギ、ヒバ
ということでした